彼女おらんのに悩みなんかあるんかえ?
そうじゃなくて仕事の悩みだよ。
で、なんの悩みなんだえ?
聞いてくれる?じゃあ僕の仕事の悩みを聞いておくれよ。
はい!どうも皆さん、おしです!
ブログのテーマに面白い吹き出しの機能を見つけたのでちょっと茶番劇をやってみました!ちょっと面白いので今後ちょっと活用していこうかなと思います。
さて、この記事を読んでくれている皆さんはいったいどんな悩みをお持ちでしょうか?
社会人である以上色々なストレスがあり、悩みを抱えている人も多いでしょうが、今回は男性看護師ならではの悩みについて色々書いていこうかなと思います。
これから男性看護師を目指す学生や転職で男性看護師を目指す人のためになれば良いなと思ってますので、お時間あれば覗いていって下さいましm(_ _)m
最初は高給だが、いずれ抜かれる
まずはお給料の悩みです(男性看護師のお給料事情については下記の記事で書いていますのでよければそちらの記事も覗いてみて下さい)。
【2018年版】男性看護師の給料の実際を公開しようじゃないか!
厚生労働省の調査によると大学卒業者の初任給の平均額は20万6,700円とのことで、初月こそ控除額が少ないためおおよそ20万円が手取りとなるようですが、2ヶ月目より厚生年金保険料が控除されることで手取りが16-17万円程度となります。
2年目からは住民税も控除されるようになるためさらに手取りが減ってしまいます。
一方で看護師の場合は人の命を扱う仕事であり、かつ激務なだけあって基本給の額が初年度から高いところが多いです。
もちろん病院の経営状況によるため一概には言えませんが、初年度であっても基本給22-23万円程度もらえるところが多いです。実際に僕の病院の初年度の基本給は23万円程度となっています。
さらに看護師の場合は「夜勤」があり、夜勤に対しては夜勤手当(病院ごとや勤務体系にもよりますがおおよそ7,000円〜10,000円/回で月に複数回夜勤をする場合が多い)が付くので、初年度であっても月給の総支給額が30万円以上(手取りとして23-24万円程度)となる場合も多いです。
夜勤回数が多い場合や残業時間が多い場合は月給の総支給額が35万円(手取りとして27-28万円程度)もらえるなんてこともあります(もちろん夜勤や激務による体への負担は大きいですが)。
そこにボーナスの額を加えると年収としては450-500万円程度になります。
なので20代のお給料事情でみると看護師は非常に高給であることがわかります。
しかし問題は30代からの話で、僕自身が直面している問題でもあるのですが、看護師は上記で述べたとおり最初こそお給料は高いですが、とにかく昇給が少ないです。年に1,000円が上がるか上がらないかのレベルです。
僕自身は看護師になってかれこれ6、7年経ちますが、1年目と比べてもほとんど基本給の額は変わっていません。
また看護師は基本的に出世するまでに時間がかかります。もちろん若くして出世する人もいますが稀です。
ただ、それ以上に問題なのは出世して管理職になっても年収としては平看護師とそんなに変わらないことが多いということです。病棟の看護師長になればそれなりにお給料は良いようですが、副主任や主任レベルでは平看護師とほとんど変わりないのが現状です。
それはなぜかと言いますと、副主任や主任になると平看護師の時のような夜勤をやらなくなるor少なくなる場合が多いので、夜勤手当が少なくなるからです。
夜勤手当は結構侮れないもので、いくら副主任手当や主任手当といった管理職手当がついたとしても夜勤が減ってしまっては実質お給料が変わらない、というか下手したら平看護師より給料が少ないなんてこともあります。
つまり、22歳の夜勤ありの新人平看護師と40歳の看護主任のお給料はそんなに変わらないというのが現実としてあるうるのです。
中〜大企業のサラリーマンは30代から出世してお給料は上がっていくようですが、看護師はそのようなお給料アップが狙いにくいのでどんどん他職種に抜かれていきます。
最初お給料ウェイウェイしていた僕も、アラサーになった今は他職種の友人にお給料が抜かれ始めているようで、少し焦りを感じている今日この頃というわけです・・・。
理想としては看護師長で基本給40万+管理職手当10万+ボーナスで年収700-800万は欲しいところだよ。
そうすりゃ夢もあるし自分の実績を上げる糧にもなるからね。
女社会と価値観のズレ(人間関係)
続いては人間関係です。
当たり前ですが、看護師の世界はまだまだ女社会です。また看護師の世界というのは非常に独特な世界なので【女社会+看護師】というのが相まって非常にきつい世界となっています。
そこにさらに仕事の激務も追加されて病棟によっては非常にピリピリした中で働くことになります。
一般的にも言われていますが女性は感情的になりやすいこともあり、上記の様々な要因が相まって日々怒られ続け潰される可能性があります。
実際僕は以前勤めていた病棟で女の先輩にメンタルを潰されていきました。それがストレスとなり、今は男が多い病棟に異動しています。それでも半分程度は女性ですが、半分は男性なので非常に気楽に働いています。
また、先ほども述べましたが一般的に女性は「感情的」で男性は「論理的」です。だからなのか男女間で価値観のズレが生じ仕事の中でも様々な場面で違いが出てきます。
看護師という職は医療職であり行動に「根拠」が問われる仕事であるため一般的な女性よりもまだ論理的なはずなのですが、それでも男女間で差が生じやすかったりします。
もちろん価値観というものは当人がどのようなしつけを受けてきたか、どんな生活背景があるのかによっても変わるので、一括りに男女間の差だけではないのかもしれませんが、いずれにせよ仕事上では価値観の差によるストレスもあるものです。
医学的な業務内容を行う場合はきちんと根拠立てておかなければならないので、その点で怒られるのは仕方ありませんが、そうではないところで「なんでそんなことで怒るのか」という場面が多々あります。
でもそれって人間関係を損ねることにもなるし、安易に怒るなんてのはダメだと思うんだよね。
まぁこれも相手の人間性や価値観があるから簡単に変えられないんだけどね。
時間外の業務だと!?
医療・看護は日々進歩しており、それに伴い教育も変わっていきます。
教育を行うにあたっては様々な資料を作らないといけないのですが、看護師は基本的に「看護」の教育しか受けていないのでパソコンを使える人は多くないです。
つまり男性がやることが多くなるのですが、ではいつその資料作りをやるか?
業務時間内でしょ!?(「今でしょ!」風)
いや、時間外なんだよ!!
そう、落ち着いている病棟では時間内にやることも可能なのですが、基本的に看護師は激務なので必然的に上記のような業務は時間外にやることになります。
またシフト制の関係で看護師の人数が多く人手が足りている日もあったりするのですが、そういう日は他の病棟に応援に行かされるので結局業務内にはやれないことが多いです。圧倒的に業務時間外が多いです。
仕事後や休みの日にやることが多いのでもちろん時間外手当てなんて出ません。教育に関連した「業務」なので時間内にやらせていただきたいものなんですけどね・・・。
今は流石にそんな文化はなくて残業あれば残業代も申請するけど、そういった活動はどうしても時間内にやることが難しくて時間外になることが多いんだよねぇ。
看護師の仕事って忙しいから仕方ないとは思うんだけど、改善したいところの1つではあるね。
オシャレ(特に髪型)が意識しにくい
これは看護師という清潔であることが大切なこと、かつ対人(患者さんへの接客)の仕事である以上仕方のないことなのではありますが、見た目的な「自分らしさ」を出すことが難しいです。
僕の場合は「髪型」なのですが、自分が好みのドラマ「ごくせん」系の髪型にしたくてもすることができません。
まぁ「ごくせん」系に出てくる俳優の髪型はあからさまにヤンキーちっくなので流石にあそこまでの髪型にはしようと思いませんが、要はやや長めの髪型ができないというわけです。したら指摘されてしまいます。
他の人では「髭」なんかもあります。V6の岡田くんや竹内豊さんのような顔が濃く髭が似合う顔の人でも多くの病院では衛生面から剃らなければなりません。
でもこれおかしいんですよ。だって同じ衛生面が重要であり対人の仕事である「医者」は指摘が入らないことが多いのです。「髭」イケメンの医者って結構いますもんね。
そうなんです。医療の視点では同じ医療者なのに「医者」と「看護師」と立場が違うだけでこのような差が生まれ看護師は「自分らしさ」が損なわれてしまうのです。
まぁ衛生面が大切なのは重々承知なのでダメならダメで仕方ないのですが、ただ医者がオシャレOKなら看護師もオシャレOKとすべきですし、看護師がオシャレNGなら医者もオシャレNGにすべきで、差別するべきではないと思いますね。
大した悩みではありませんが、細かな点でこういった悩みもあるものです。
最後に
大きな悩みから小さな悩みまで男性看護師のリアルな悩みを書いてみました。
やや愚痴になってしまった部分もありますが、男性看護師のリアルな悩みを知っていただき、何かの参考になれば良いなと思っています。
訪問ありがとうございましたm(_ _)m